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前田順司 裁判長 [ニュース]
前田順司 裁判長
平成18年に栃木県警鹿沼署に勤務していた男性警察官(35)が、
職務質問中に抵抗した中国人元研修生=当時(38)=に発砲、
死亡させたのは過剰な防衛行為として、遺族が県に約5千万円の
損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が28日、東京高裁であった。
前田順司裁判長は請求を棄却した1審宇都宮地裁判決を変更し、
県に約1千万円の支払いを命じた。
前田裁判長は、元研修生が拳銃を奪おうとした上、
灯籠で殴りかかろうと突進してきた-という警察官の証言は、
現場状況などから「信用性がない」と判断。
「警棒で制圧することは可能で、
威嚇射撃もせずに性急に発砲したのは、
適正な拳銃使用を定めた警察官職務執行法に反する」とし、
警察官の過失を認めた。
平成18年に栃木県警鹿沼署に勤務していた男性警察官(35)が、
職務質問中に抵抗した中国人元研修生=当時(38)=に発砲、
死亡させたのは過剰な防衛行為として、遺族が県に約5千万円の
損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が28日、東京高裁であった。
前田順司裁判長は請求を棄却した1審宇都宮地裁判決を変更し、
県に約1千万円の支払いを命じた。
前田裁判長は、元研修生が拳銃を奪おうとした上、
灯籠で殴りかかろうと突進してきた-という警察官の証言は、
現場状況などから「信用性がない」と判断。
「警棒で制圧することは可能で、
威嚇射撃もせずに性急に発砲したのは、
適正な拳銃使用を定めた警察官職務執行法に反する」とし、
警察官の過失を認めた。
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