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浜岡原発 津波対策「不十分」と指摘される。  [ニュース]

浜岡原発 津波対策「不十分」と指摘される。 

中部電力は3、4号機について、国が06年9月に原発の新耐震指針を出す前の05年10月、耐震補強工事を始めた。想定する地震の加速度も従来の600ガルから800ガルに引き上げ、補強工事で1000ガルの揺れにも耐えられると説明した。しかし、新潟県中越沖地震(M6.8)の際に東京電力柏崎刈羽原発直下の岩盤で、同原発の想定を大きく上回る1000ガル近くの揺れが観測された。

 一方、津波については、過去に浜岡原発の敷地に最も大きな影響を及ぼしたと考えられる1854年の安政東海地震の痕跡高などから、敷地付近の津波高は満潮でも最大6メートル程度と判断した上で、対策を進めていた。中部電力によると、浜岡原発の敷地の高さは、想定していた津波高以上の6~8メートル。さらに、敷地前面に高さ10~15メートルの砂丘が存在している上、原子炉建屋の出入り口は防水構造にしており、「津波に対する安全性は十分確保している」としていた。

 しかし、東日本大震災の津波で福島第1原発は非常用発電機が同時故障し、原子炉冷却機能が失われて水素爆発が起きるなど深刻な事態になった。事故を受け、中部電力は浜岡原発に高さ15メートルの防波壁を作る方針を示したが、同原発の運転差し止めを求めて係争中の原告側は「せめて防波壁が完成するまで運転を止めるべきだ」として6月にも運転差し止めの仮処分申請を行う方針だった。





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